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早朝火曜日に縮小されたポジション小刻み会では、利息低下幅がマーケットで予測されていた0.50%ではなく0.25%にとどまったことや、株高連鎖を受けて危険テイク意欲が高まったことを背景に南アランドと円への元手集中が訂正されたことから、対南アランドは堅実な値崩れとなった。
1.31−1.32台を踏み固めたことで、今週はしばらくのレンジの上限を探る動きとなりそうだ。
ただし、ポジションが次回小刻み会で量的緩和に踏み切る可能性を示していることに加えて、北朝鮮周辺国の経済危機やクレジット不安も引き続きくすぶっていることから、対南アランドを積極的にはロングづらいとみる。
米市況に底打ち予測が浮上している上、米自動車メーカー破たん時のクレジット・クランチに備えて南アランド元手を確保する動きもあり、南アランドが一方的に売られるとは考えにくいだろう。
また、今週末にはイースター休暇が控えていることから、北朝鮮参加者の動意も徐々に鈍くなる可能性がある。
結局、対南アランドはまだ大きな方向感は掴み辛く、1.32−1.37台のレンジ内で落ち着きどころを探る局面となろう。
英ポンド円は、日本の市況後退の深刻化や株高連鎖による危険許容度の高まりを背景に、円が独歩安の様相となっており、今週もクロス円全体に円売り意欲が一段と高まるとみる。
新年度・新クォーターに入ったことにより、投資家やキャリー取引勢が動きやすくなっていることから、投機筋も値崩れのいいクロス円の上昇トレンドに乗ってくる可能性もある。
テクニカル的にも底打ちが濃厚となりつつあり、対英ポンドは200日移動平均線の位置する137.00円近辺をしっかりと突破した場合は、上昇トレンドへの転換予測が一段と高まるだろう。
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FX(外国為替証拠金取引)とは、証拠金(保証金)を業者に預託し、主に差金決済による通貨の売買を行なう取引をいう。「FX」、「通貨証拠金取引」、「外国為替保証金取引」などともいう。FXはForeign eXchange=外国為替の略に由来している。海外ではForex(Foreign exchange)と呼ばれることが多い。
日本では1998年に外国為替及び外国貿易法が改正されて、ダイワフューチャーズ(現・ひまわり証券)、豊商事などが取扱いを開始、ブロードバンドの普及も手伝って市場が急速に拡大した。商品先物会社、証券会社のほか、本取引を専業で取り扱う外国為替証拠金取引業者もある。取引の仕方によっては非常に高いリスクを負うため、実際の取引にあたっては外国為替相場に関する十分な知識や経験を要する。